このたび、株式会社ギフトに所属いたしました。

◎出演決定
演劇女子部『一枚のチケット〜ビートルズがやってくる!〜』
2017年11月27日(月)〜12月3日(日)
紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYA
詳細はこちら

平日チーム
『リブ・リブ・リブ』(出演)
作・演出 原将明
限定シャッフルキャスト公演
@下北沢CONA
12月6日(水) 9:00〜
ご予約はこちら

日曜チーム
『いつものいつか』(脚本)
作 福永マリカ/演出 原将明
@下北沢CAFE VIZZ
12月3日(日)27日(土)30日(土)
9:00〜
ご予約はこちら

朝劇下北沢プロデュース
『夜に生きて、』(出演)
作・演出 松澤くれは
@CAFE VIZZ
12月9日(土)10日(日)16日(土)
9:00〜
完売いたしました。

◉日本劇作家協会主催リーディングフェスタ
『食べるを読む』
12月16日(土)
@座・高円寺
詳細はこちら

◉ミュージックビデオ

KANA-BOON『バトンロード』
ご視聴はこちら

シンクロリウム『ロングスリーパー』
ご視聴はこちら

◉映画
『漫画誕生』
2018年夏公開予定

◆エンターテインメント深堀トークバラエティー


2017年7月31日

渦巻きは広がり続ける

鵺的『奇想の前提』
無事に終演いたしました。

たくさんのご来場、ほんとうにありがとうございました。

大冒険を終え、眠りについたものの
なんだか眠りは浅く

眠ったり覚めたりを繰り返しており
未だあの世界の幻の中にいるようです。

渇望することを渇望していたために
身体中が渇ききっているようで

内側から、外側から
栄養をここぞとばかりに吸収しております。

菰田燦子という女性を舞台の上に立ち起こす日々は
途方もなく孤独な戦いで
カラカラと虚しい音がなって
しかし同時に、溢れ出る泉のようなものの豊かさを感じました。

燦子に幾重にも感情のレイヤーがあったように
わたしにも無数の感情が湧きいでました。

相反するものの狭間を行き来することでうまれる
曖昧で確かなものを求め続けた日々でした。

こんなにも揺らぎ続け、磨り減ることも朽ちることもなく
15回もの公演をおこなうことができたことに

個人的には大きな喜びを感じております。

初めてこの作品を台本で読んだときに抱いた
大きなやさしさにつつまれるような
すべて許されたような心地。

壮大で、荒唐無稽にも思えるその作品に
ゆたかにふくまれたそのやさしい度量を
高木登さんの希望の形を
どうにかして見てくださる方にも感じて欲しいと常々思っておりました。

そうして作り出す日々。
演出の寺十吾さんは、その本にあるすべてをすくいとるように
言語を全身で信頼しながら、言語の隙間にあるすべてをすいだすように
生きたひとりひとりの中に渦巻くものをみちびきだしてくださりました。

本番に入ってからは、日々その一人一人の渦が
交わったり離れたり絡まり合い
なんどやっても新たな思いが芽生えました。

脚本、演出、
美術、音楽、音響、照明、
舞台から見えない場所での仕事
そしてそのすべてを背負って立つ役者の一人一人を心から信じさせていただき
おかげで、たくさんの挑戦ができました。

見えなかった地へ足を踏み入れることができました。

『奇想の前提』というおもちゃの
骨の髄まで、しゃぶり、遊び尽くさせてもらえました。

そしてその戦を、激しい照明と音響を怒涛の物語を
客席で受け止めてくださった一人一人に
何よりの感謝をお伝えしたい思いです。

見たことのない場所へ行くには
見ていてくださる人がいるということが
どれだけ心の支えになるかということ
改めて実感する日々でした。

そしてこれからも、
果てなき探求を、冒険をし続けてゆこうと
おもえた日々でした。

どうにかして
どうにもならないこの心の中の渦を
その瞬間の結晶として
はなってゆこうとおもいます。

あらためまして、
本当にありがとうございました。



2017年7月27日

前提


鵺的『奇想の前提』
きょうで7日目となりました。

蝉ならさよならの日ですが
今回の公演はすこし長生きで
あと4日の命です。

こうして振り返らねば
きょうがどこなのかわからなくなるほどには

毎日その瞬間に燃やし尽くしております。

身体の感覚としては

皮膚から肉くらいまでのまるっと一枚を
なんとなくずっとあずけているようなかんじです。

どういう意味ですかね、わかりません。

こんな世界もあるのかと知ってもらえたり

こんな世界があるならちょっとはいいな

とおもっていただけたら、なによりです。

いろんなひとがいて

いろんなひとがいきてて

うまれてきたかぎり、そのことじたいはまちがいじゃないので

まちがいじゃなかったなあとおもえる場所が

ひとりにひとつ

あったらいいなとおもうし

それだけで生きていけるならそれがいいな。

だれかの、まちがいじゃなかったなあとおもえる場所を

ながめてみつめてゆるしてゆける

それぞれであったらいいな。



さてさて今日も二回公演。

こんな長々とお話ししましたが
夏休みの大冒険活劇をおおくりしてます。

ぜひ足を運んでみてください。

鵺的『奇想の前提』
作 高木登
演出 寺十吾
7/21(金)〜30(日)
中野テアトルBONBON
◉鵺的公式サイト

ご予約

2017年7月21日

きょうのひ


1日こもりきりだった劇場から出て、
帰路につく。

外の空気を浴びて

劇場の中に立ち上がった世界が
いかに異空間であるか、実感しました。

水のかおり
しんとした空気
得体の知れないものの気配

あきらかにそこに、たちおこっています。

鵺的『奇想の前提』

目が覚めてきょう、初日を迎えます。

ことばを尽くし、この作品の魅力をお伝えし
できるだけたくさんのかたにみていただきたい

と思うのと同時に

そのすべてのことばが邪魔くさく感じるほどには、やはりみてほしくおもっています。

なによりもわたしは

この一年間、この日をたのしみに生きてきたのだということを
ここへきてあらためて思い出しました。

この日を見据えてこれたから、
ここまで過ごしてこられました。

そんな一年分の眼差しが詰まった日が訪れるということ。

それがなによりの、すべてだとおもいます。

信じ合うひとたちと

一年の時を経て

それぞれの今の限界を、百人力で超えた場所で

挑めるところまで挑み尽します。

わたしの限界をはるかこえて

この全員で、ここにきてくださるかたと

この日にしかみられない景色をみます。

これから10日間、

どうぞよろしくお願いいたします。



鵺的『奇想の前提』
作 高木登
演出 寺十吾
7月21日(金)-30日(日)
中野テアトルBONBON

2017年7月18日

越え乞い

もうあとは祈るしかないです。

たぶん。

満足とか、慢心とか、したくないし

まいにちまいにち、どこまでもどこまでもゆくけれど

それでもあとは、祈るしかないです。

たのむよ、と

誰にだかわからない、どこにだかわからないけれど

祈りを投げています。

まいにちそうです。

たのむよ、わたし

なのかもしれません。

たのむよ。

きょうよ、きょうをこえてくれよ。

いまよ、いまをこえてくれよ。

0コンマ何秒で、いまいまを、こえてくれよ。

日付変わってきょうは、稽古最終日。

はてなく、たたかいます。



鵺的『奇想の前提』
7/21〜30
中野テアトルBONBON にて

2017年7月16日

渇望を渇望している。

何かを見失わないために

漫然とすごさないために

渇望を渇望している。

つまらないひとになりたくないけれど

つまっているひとにもなりたくない。

過不足ないひとになりたい。

2017年7月15日

演る

やることをやるだけだ

という感覚はとても健全だとおもう。

前にも言ったかもしれないけれど、
やっぱりきょうも、おもう。

やることをやろうとおもっていれば

合間においしいコーヒーが飲める。

やることをやりとげれば

おいしいおさけが飲める。

そして会いたい人に会って、

たのしいことを話せばいい。

とてもいい。

今はやることをやるだけで

それしかできないから

前も後ろもなくて

上も下もなくて

今しかなくて

とても居所がわかるなあ、とおもう。

ひたすらに稽古の日々。

ほんとうにそうであるときは語る必要がないのだと

自分のために記す。

2017年7月13日

カラカラ


「何が気にいらんとや」

と、
電話を片手にくりかえすおとこのひとを横目に帰宅。

わたしは勝手ながら

気にいる人と、気にいることをし続けることの奇跡をおもう。

このところすこしみつけたことがあって

柱が3本くらいあれば
その間をビンビンと彷徨うものの振動が起こって

それがありさえすれば作品はできるし

むしろそれだけがあるのがわたしはすきだとおもった。

なんかわかんないけど
なんかずっとビンビン波動が伝わるような

そういうことがしたい。

鵺的『奇想の前提』稽古も佳境。

個人的にも、たぶんみんなでも、

新しいことに挑んでいる。

わたしは毎日、ひとつ、ひとつと手綱をはなし

もっと振動の起こる場所へと向かおうとしている。

カラカラカラ…という音がなって聞こえるようにするのが目標。

今日もたくさん水分をとって、できるだけよく眠る。



鵺的『奇想の前提』
7月21日〜30日 中野テアトルBONBON 

2017年7月9日

そのまま

さいごのおやすみ。

あねといとこと、お墓まいり。

汗だくだけれど、おわったときには

すがすがしいきもちになる。

いろいろと準備してくれて
この日をつくってくれたいとこに感謝。

根っこのことを、たいせつにすること。

やっぱり不可欠だなあとおもう。

きれいごとだけれど、おもう。

もっといろんなことがだいじにできる、じぶんになりたい。

まだまだ自分のことで、いっぱいいっぱいである。

あねといとこと、酌み交わすお酒はおいしく

自分自身が年齢だけでも大人になったのだということを実感する会話に、ほほうとおもう。

遠くて近くて、近くて遠い人たち。

わたしが浮き彫りになる時間。

そんななかで残るのは、今日何をできるかということしかなく

いよいよシンプルになる。

2017年7月7日

うちなる、打ち鳴る

小心者だから、

いちいちびくびくしているのだが

自分が思っている以上に、まわりのひとはやさしく

自分が思っている以上に、受け入れてくれることを知り

そのたび腰が砕けるようなおもいになる。

今朝もそんなことがあって

みんなそれだけ、
わたしより多く傷ついたり
挑んで失敗しているからやさしいのだなとおもった。

とてもとても、ありがたく、おもった。



今日の稽古は、ついに最後までかたちができた。

そこに立ち会って、

現実から最も遠い場所へ飛んだことによって
どこかに最も近い場所に触れたような気持ちになって

そのどこかはまだ触れたことのなかった場所で

どこにあるのかも、その存在すら知らなかったので

シートベルトをしていなかった場所だったので

全身をピンボールのように弾け回って
どうにもおさまらない感情が湧き出した。



触れたことのない、知らない場所

思いも及ばない場所

きっとまだまだあって

だからおもっているより誰かがやさしくて

おもっているより生きるのが染み入る。



今日は七夕なので、願い事を決めた。

ほんとはもっと遠くがよかったけど

わたしの思いつく限りの、遠い場所にした。

2017年7月5日

いつか

せんじつ、

8年前くらいからブログを読んでくださっているという方にお会いしました。

自分のためにばかり書いているこの雑記ですが

ツイッターにリンクを貼るくらいなので誰かに読んで欲しくもあるのだとはおもうのですが

ひとりでいい、とおもっているこの場所を
のぞいてくださるひとがいるのは

ほんとうにありがたいですね。

つづけよう、とあらためておもいました。

やっぱり、みてくださるひとがいることは偉大です。

無人島にひとりだったら生きる気力がなくなるのとおなじで

なにかをいって、跳ね返してくれる誰かがいるのは

どうにもありがたいです。

きっとそれでもわたしは、わたしのためにつくるけれど

だからこそ、

それをみてくれるひとの存在に感謝しています。

自分のために生きるために
誰かの存在が鎹になるといいなとおもいます。


今日の稽古も、発見する感覚が多くあって

新しい心地で挑んでいます。

やってみる、という地へ飛び込めるのも

そこに誰かの胸があるからで

この新しい自由にしびれる毎日です。

直接的でない循環が

そこかしこで起こる日々にありたいです。

2017年7月3日

まがいかど

触れたい、触れたい、とおもいつづけてきた。

いつも、

触れたい、触れたい、とおもいつづけてきた。

なるべく奥の奥の奥のほう

いちばんちかくて、やわで、ぎりぎりのところまで

触れたい、触れたい、とおもいつづけてきた。

いまも、ずっとおもっていた。

だけれどすこしずつそのことに疑いが湧いて

なにに、どんなところに触れたいのか

よくわからなくなっていた。

触れたいという感覚だけはずっと揺るがないのに。

わたしの求めるものに「似たようなもの」を眺めるたびに

感覚を取り残して、なにかがずれてゆく感じがした。

求めているものがそれじゃないことはよくわかるのに

それを言語化できないから確信が持てなかった。



だけどきのう、よくわかった。

わたしは、そこに、ふれたいのだった。

目に見えない、耳に聞こえない、
でもたしかにそこにあるものを

目にみえるように、耳にきこえるようにしたいのだった。

その、どこでもない、
でもたしかにここにあるものに触れたいのだった。

魂のことが、したいのだった。

2017年7月1日

さい繰る



7月。

日々をどう漕いで行くかということをかんがえている。

加速度がついて、漕がずともシャーっといく日々をこえて

また、どう漕ぐかをかんがえている。

かんがえるまもなく、漕いでいる。

漕ぎごたえがあり、足腰が呼応するのは

わるくないここちで

つねにじわじわと汗をかいている。

きょうも鵺的『奇想の前提』稽古は

集中の途切れるすきもなく進み

着実に物語が息づいてきた。

あしたは稽古がおやすみなので

ひさしぶりに、
翌日からの稽古へ持っていくおやつでもつくろうかしらとおもってる。

そういった日々の自分のくらしのバランスを

非常に気に入っていることに

ふ、ときづいて

それっていちばんだいじなことなんじゃないかしら

とおもったりした。


鵺的『奇想の前提』
作 高木登
演出 寺十吾
7/21(金)-30(日)
中野テアトルBONBON 

チケット発売中