このたび、株式会社ギフトに所属いたしました。

平日チーム
『リブ・リブ・リブ』限定シャッフルキャスト公演
@下北沢CONA
9月27日(水) 9:00
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『いつものいつか』(脚本)
@下北沢CAFE VIZZ
9月10日、17日、24日(日)9:00
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◉ミュージックビデオ

KANA-BOON『バトンロード』
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シンクロリウム『ロングスリーパー』
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◉映画
『漫画誕生』
2018年夏公開予定

◆エンターテインメント深堀トークバラエティー


2017年9月20日

一声

仲代達矢さん×春日太一さんのトークイベントに行ってきました。

満員満員で、後ろの方の席に座ってしまった私は

おふたりのお顔を見ることはできなかったのですが

これはチャンスと、うつむいてお二人の声だけに集中してお話を聞くと

とても、とても、よかった。

今回は「仲代達矢が語る日本映画黄金時代」の発売イベントだったのですが

その中にも仲代さんが、声を大切にしていらっしゃることが書かれていて

意識の澄み通ったその声、振動から伝わるもの

またその声で語る、役を通さぬ仲代さんご自身のことばは

きっとこの機会にしか耳に届かないもので、本当にかけがえのない経験でした。

仲代さんのユーモアでつくる風通しに色気を感じ

また、仲代さんの文脈に、お餅つきの手水のように心地よく入る春日さんのことばに

お二人の素敵な関係を感じました。

仲代さんが春日さんを大切に思われていることを感じ、とてもうっとりとしました。

短く貴重な時間の最後、

そこに足を運んだひとりからの
「迷うことばかりで人生が苦しい」といった内容の質問に対して答えていらした

仲代さんのおことばと、その響きが
生きて生きても、今ここに新たに生きて震える音で

今ここで生まれたばかりのことばと、声と、響きと、振動で

わたしはからだじゅう震えるおもいでした。

新しく生き、新しく生き、
ただそうしていこうとおもいました。

2017年9月19日

ほうこう

ずっと気になっていたことは
ほんの5分で済んだ。

だいたいそういうものなのだと、片付いた瞬間思い出すのに
どうしていつも忘れて不安の中でごろごろしてしまうのやら。

それでも今日は、その安心がうれしくて
なによりそれまでのきょうがうれしくて

景色をゆっくり眺めながら
壮大だなあとつぶやいて帰った。

おいしいごはんと、あんしんするえがお
人の話に涙が出たり
よかったねと心で抱きしめたり
あしたのことをそうぞうしたり

そういう時間に恵まれて
わたしは豊かな今を思った。

知らない街の路地裏の珈琲屋に立つあの女性は
その風景の中で主役だったこと

広島で出会った語り部のおじいさんは
その風景の中で主役だったこと

あの日の美味しいお酒と肴を出してくれた店主は
その風景の中で主役だったこと

今日わたしをあんしんさせてくれたひとたちは
その風景の中で主役だったこと

わたしの中でいきいきと浮き立った
彼、彼女たちのその輪郭は

とても揺るぎなくわたしに焼き付いて

豊かに生きる姿がどれほどになににもかえがたいかを
てにとれるまでおぼえさせてくれる。

豊かに生きるその人たちの
光の層や、日々の層、たくさんの人との時間の層
出会ってきた思いの層、これから待つ彩の層

あらゆるものが彼、彼女らを包み
柔らかく鮮明にまとって

どうにもその景色に
美しく浮き立つ。

2017年9月18日

アンネの日

じぶんでもびっくりしたのだけれど
わたしは自分が女であるということを自覚していなかったのかもしれない。

自覚していなかったというか
認めていなかったというか
許していなかったのかもしれない。

昨夜、風琴工房「アンネの日」を観て
嵐の前の静けさに包まれた夜の中を歩きながら
そんなことに気がついた。

チャーミングに美しく生きる女性たちを見て
彼女たちを大好きになって

心の底から寄り添うように
また、寄り添ってもらうように過ごした2時間の中で

わたしのなかで無意識に否定していた
「わたしは女である」という認識が
溶けて、解き放たれたのだと思う。

この物語の中には、
「女として生まれたばかり」の女性が出てくる。

彼女は、心は生まれたときから女性だったけれど
やっと肉体的に、そして社会的に、女性になりはじめた。

そんな彼女に登場人物たちが照らされるのと同じように

わたしも、「わたしは女である」ということが
照らされ、浮かし出された。

わたしはずっと、
「女である前に人間である」と思ってきた。

その二つで分けられるほどシンプルじゃないと思ってきたし
そんなにさみしいことはないと思っていた。

少し寒いことを言えば、魂に性別はないと思っていた。

そしてそれは全く確かなことだと今も思っている。

でも、それとは別に
「人間である前に女なのかもしれない」と
昨夜気付いた。

それは生物学的な面で揺るぎないことで
男と女は全く違うものなのだとわかった。

とてもあたりまえなことなのに
やっとわかった。

それがわかったら、なんだか急に
自分が女であることを許せた気がした。

性別など関係ないと思っていた時よりずっと
許せた気がした。

許せていないなんて思ってもみなかったけど
そうだったのだと思った。

自分にかわいそうなことをしてきたかもしれない。

そして、舞台の上に立つ女性たちのように
チャーミングで美しい、色とりどりの
わたしのまわりの女性たちを
もっともっとたいせつにしようとおもった。

女性にしか守れない女性という側面がきっとあって
言葉ではわからないけれど
感覚や身体が知っている「女であること」を
きっと守りあってゆこうと思った。

舞台の上に生きる女性たちが美しくて
わたしは女性を好きになれた。

この根本的な発見は
わたしにとってわりとおおきなことかもしれなくて
生きることに光が差した感じがする。

ふたまたの道の一つをみとめられたから
自分の歩いてきた、そして歩いて行く道を受け入れられたから
ずっと歩いていたのにできなかったことができたから
もう逃げたりごまかしたりしないで凛と歩ける。

とっても足取りが軽くなった気がする。

2017年9月17日

電車の中で息子のすべすべの肌をなぜる母の手とその表情

台風である。

9月の台風はよく覚えているものが多い。

大人になってからは、すぐそばにコーヒーとお酒があった。

そういう気がする。



固定概念というのはあやうい。


「へえ」と言える距離感

自分以外は他人で

そのかけがえないだれかの一部や、全部を
「へえ」と言える距離感。



今日はいい天気。

2017年9月16日

かようひ

朝。

ファミリーレストランに、作業をしに出かける。

溜まり場ヘビーユーザーであるはずの高校生の頃は見向きもしなかったファミレスに

この歳になり、ハマる。

ドリンクバーって、すごい。たのしい。

家での作業はなかなか気がすすまない。

パソコンが触りやすい配置に模様替えしたけれど、そういう問題ではない。

ちなみに高校時代は、学校の閉まるギリギリまで教室で勉強をして

のってきた脳みそと心を連れて帰って、続きを家でやったり

やりきって家では休んだりしていた。

すばらしき、高校時代のわたし。

この頃は16歳の自分に見習うことが多く、よく思い返している。

シネマライズに通い詰めていた当時のわたしは、今より映画を観ていたと思う。

ミニシアターの映画を観るのが楽しくて、観にいくたびまた予告編に惹かれて、また観に行って。

試験が終わって徹夜明けでクタクタなのに渋谷へ出て、チケットを買っていた。

「ミスターロンリー」は、あんまりに眠い時に行ったせいで、記憶に濃いい靄がかかってる。

そんなシネマライズも今はないね、なんて言って

10年も経つとすっかり過去の語り口。

思い返してうらやんだり、うしろむきなきもちになったのではなくて

そんなわたしもいたことに、なんだか元気をもらった。

あの時楽しかったこと、夢中だったことを思い出して

そういう自分の姿に触れて、その存在を知って、うれしかった。

映画、たくさん観たいな。また。

ファミレスに通って、映画館にも通う時代は

25歳のわたしだけだからな。

2017年9月15日

関口と雨の女

今朝は、目覚めたら千秋楽翌日のからだで

ああ、1日限りの公演でも、そうなるのだなあとおどろきました。

昨夜は「関口と〇〇の女」
第一夜「雨の女」
ご来場ありがとうございました。

雨の夜に関口アナムさんをたぶらかし、一万円を抜き取る女

このうえなくたのしみました。

作・演出のジェントルさんが
「男が一万円取られるだけの話だからな」と言っておりましたが

ほんとに、それだけで遊び尽くせる
子どもみたいな時間でした。

アナムさんが
「なんかもう、面白いことやろう」と誘ってくださって即答してから

ずっとひたすらにそれがはじまりでゴールでした。

ジェントルさんの柔らかな空気につつまれて、いつも柔軟に稽古をさせてもらえたので

そのままでいられたのだとおもいます。

そしてなにより、アナムさんのたのしくてやさしい人柄。

あんまりみたことのないくらい、たのしくてたのしそうなひとです。

たのしいひとはすばらしい。

みていてたのしくなります。

いっしょにたのしい時間をすごせて、しあわせでした。

「関口と〇〇の女」は土曜日まで続きます。

今夜の矢吹春奈さんは、大胆に潔く色っぽく上品でキュートで一目惚れしました。

最終日の文音さんは、とってもクールで繊細でやさしくて美しかったです。

女からみてもたまらない、いい女と
たのしいアナムさんのいる夜

たくさんのひとにつつまれて、すてきな夜になりますように。



たくさんの贈り物もいただき、ありがとうございました。

両手いっぱいにもってかえり
家ではかこまれ
王女の心地です。

またつぎのたのしみまで
いただいた贅沢を染み込ませておきます。

2017年9月13日

よかかぜ

夜風が気持ちよかったから
外でコーヒー。

道端はいい。

誰もここにいようとせず
どこかへむかっているのが

とてもいい。

ひとのかたちがBGMのようにながれていって、いい。

流行は巡る、というけれど

きっと何かの周期ってやっぱりあって

わたしは四年前くらいのなにかがいま、グルンと帰って来ている感じがしてる。

不思議。

でも、時は進んでいるからもちろん
同じ地点にくるのでなくて

らせんをえがいたさきの、同じ地点にいる。

だから、あのときなかったものがあって
ここにいて

その取り合わせははじめてで
とても、こんとん。

こんとんだから
からだのなかがかき混ぜられていて

これ、という信念みたいなものとか
あんまりなくって

こまる瞬間もあるんだけれど

かたまるのなんてかんたんだから

いまはかき混ぜられておく。

人と夜風がBGMみたいに流れる中で

かき混ぜられておく。



さて、いよいよ明日となりました。

「関口と〇〇の女」!

ライブハウスで、お酒やごはんと
心軽く、みてほしいです。

とびこみも、うれしいです。

おしごとおわりの時間にもきっとよいのではないですか。

さいきん、生死にまつわるような役をやっていましたが

今回はデザートみたいな別腹な役です。

あそびにいらしてください。


芝居とトークの60分
『関口と◯◯の女』
第一夜『雨の女』

作・演出 ジェントル
出演 関口アナム、福永マリカ

9月14日(木)19:00/21:30
at SARAVAH東京
ご予約と詳細
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20170914.php