さい繰る



7月。

日々をどう漕いで行くかということをかんがえている。

加速度がついて、漕がずともシャーっといく日々をこえて

また、どう漕ぐかをかんがえている。

かんがえるまもなく、漕いでいる。

漕ぎごたえがあり、足腰が呼応するのは

わるくないここちで

つねにじわじわと汗をかいている。

きょうも鵺的『奇想の前提』稽古は

集中の途切れるすきもなく進み

着実に物語が息づいてきた。

あしたは稽古がおやすみなので

ひさしぶりに、
翌日からの稽古へ持っていくおやつでもつくろうかしらとおもってる。

そういった日々の自分のくらしのバランスを

非常に気に入っていることに

ふ、ときづいて

それっていちばんだいじなことなんじゃないかしら

とおもったりした。


鵺的『奇想の前提』
作 高木登
演出 寺十吾
7/21(金)-30(日)
中野テアトルBONBON 

チケット発売中