みなもとの暮らし

忙しさと季節の変化に追い回され、元気とユーモアが足りない!
かわいい靴下を履くのをやめて、毛玉のあったか靴下ばっかり履いている!
これはいかんと、寒くて久しく食べてなかった元気の源、鰹のたたきを買ってくる。
この米茄子は、この間出かけた先の松陰神社前の八百屋で100円で買って、そのあと下北沢、新宿と連れ回した米茄子。
名古屋の優しい劇団の尾﨑くんがくれた、つけてみそかけてみそでグラタンにした。
お味噌汁はやっぱりなめこと豆腐が好き。
お米と何かをあれこれ食べるのは、一番元気が出るなと思う。
どんぶりとか麺とか、楽だし美味しいけど、やっぱりいろんな食感、いろんな温度を行ったり来たりすると、元気が帰ってくる感じがする。
ユーモアはまだ行方知れず。
旅先の銭湯のお湯の中とかから出てきて欲しい。
さて、週末は名古屋へ行きます。
優しい劇団『光、一歩手前』が東京での公演を全て無事に終えて、いよいよ本拠地である名古屋に帰ってきます。
私は11月23日(日)の2公演に出演します。
東京公演をご覧になった徳永京子さんがこんなことを書いていらして、ああ、私はロマンチックなものが好きなのか、と今更気づいてしまいました。
だけどロマンチックをやるって、決して上っ面ではできないって、優しい劇団の戯曲を実現しようとする時思います。
昔、仲良しの友達のお母さんに、「深さと暗さは違うんだよ」と言われたことも思い出します。
ロマンチックをやるって、とっても現実的な心身の筋力が、いるんだと思います。
きれいごとをちゃんと言うには、それが風船みたいにふわふわ飛んで行かないように、地面にしっかりつかまえておく、足の指の踏ん張る力がいるんだと思います。
きれいごとをちゃんと言うには、それを誰にも恥じなくちゃんと言うだけの、願いの深さと、それを支えるお腹の底の力の強さが、いるんだと思います。
自分は多分そんなふうにして、現実的な心身の筋力を鍛えながら、ちゃんとロマンを願いたいんだなと、思いました。
なんだかその、地道で密かな営みの中に、平和がある気がしてならないからです。
うつくしくなりたいとか、うつくしいものが見たいとか、うつくしくありたいとか、ちゃんと諦めないで願うって、大切な気がします。
わたしは疲れに負けて、一日に何度も、どうでもよくしちゃいそうになるけど、やっぱりちゃんと戻って、うつくしくなりたいと願うことはやめずにいたいです。
優しい劇団には、そんなちゃんと諦めないで願う気持ちがたくさん集っています。
ぜひ遊びにきてくださいね。