いたわる冷や汁







酷暑を乗り越えつつある胃袋が、ゴール間近のこの頃「福永さんも大変だと思ってなかなか言えなかったんですけど、けっこうしんどかったんすよね」と本音を言い出し、不調。

48時間保存の干からびご飯を眺めながら、ああ、これは冷や汁をかければ干からびご飯も私の胃袋もいたわれそう、と思い、冷や汁を作る。
魚の要素は、たたみいわしで代用。

なめことかオクラも胃に良かった気がすると思い、味噌汁に。結局味噌汁がいちばん胃を宥める。

ほんとかなと思って調べたら、どうやらなめことオクラのねばねばが、胃の粘膜を守るらしい。昔取った資格のうっすらとした記憶を発揮。

食べれば、ああ。これだよこれこれと胃袋が言っている。

毎日これでいいよ、これがいいよ。
胃袋がこれだよこれこれと言う料理に辿り着けた時の、満足感たるや。

ちなみに、もっと疲れてる人には、もっと簡単なめかぶのスープもおすすめ。

お椀一杯分沸かした湯に、パックの味付きめかぶ、梅干し一個、納豆、ポン酢をひとたらしして流し込めば、なんか元気出る。
納豆がちぎった絹ごしどうふだったり、卵でもいいはず。

もちろんごはんをそこにいれちゃって、かきこんでも。そうめんだっていいです。

どうぞみなさん、養生してください。
夏の胃袋、ありがとう。


舞台『いつかアイツに会いに行く』
先行ご予約ありがとうございました。

東京先行は締め切りましたが、大阪は9月14日(日)いっぱい受付中。ぜひ。

稽古も始まりました。
こんなばかばかしくてトンチンカンなことを、大声で高らかに喋ったり歌ったり、踊ったりできるなんて、夢のようです。

なんにもかまえず見に来て、笑ったり呆然としたりして、帰る頃には全部忘れて、明日もいい日になるといいななんて眠っていただければ幸いです。