めくるめく

外で吐く息が白いのに気がついて、たばこの煙みたいにぽっぽっぽっとやるのが楽しくてしばらくそうやって歩きました。

冬中これでいけるんじゃないかしら。




さてさて、先日、『紙芝ゐ』にて、紙芝居デビューを果たしました。

見守ってくださった方は、ありがとうございます。

お客さんとしてみていたときと同じで、やっぱり、あそこに集って過ごすひとときは、なんとも謎で、不思議で、

この世は謎で不思議なのに、そうでもなさそうに振る舞うことをもとめられることが多いので

謎や不思議を解き明かさないで、まあるく囲んで眺めたり、入って浸かっておほほほほ、としてみたりできる空間や時間は貴重で、紙芝ゐ、やっぱりいいなあと思いました。

対バンの、飯野雅彦先輩と、ニシオカ・ト・ニール先輩。
飯野リーダー先輩の紙芝居には、
ああ、そこに日常のピントを合わせていきたい、が詰まっています。
トニー先輩の紙芝居は、おかしさとかなしさとやさしさが肩を組んで揺れています。

  

私は、初参加にして、ここから全五篇に渡る大作の発表を始めてしまいました。

ちぎり絵で作っています。

まだ何も知らない人の強さです。

とはいえ、物語自体はずっと以前に作ってから行き場を無くしたままだった物語で、
ようやく流れ出せる水路に会えて、物語も、私も、私の中の何かも、狂喜乱舞なのですね。

過程

ですから、今日もちぎり絵をする日々は続いています。

ちぎり絵をする時間にあることも、この話のなかに昔の私が書いたことも、
私の中ではとても重要で、でも忘れようとしていたことでして

今回準備をしながら、そんな、梅干しの種の中のちっちゃい実みたいな、なんでしょうね、そういう何かに、邂逅できて

びっくりしましたね。

ちゃんと守っていくぜ〜と思いました。

だから、まだまだ作る日々が続くのが嬉しいです。

とかいって、今回は五分の一の物語しかやらなかったので、本当にとば口で、びっくりしたのはお客さんでしょうね。

また次の機会にもぜひどうぞ。長い目で、見に来てくださいませ。

路上リハ、見守る師匠。

「ゐ」の新メニュー。ミートクリームのリゾット。おいしかった。
おいしいってわかっているお店に、来てね、って言えるのはうれしい。
けっこう何より嬉しい。


11月も終わりますね。
12月じゃないの。

近年、大体この辺りまでにやることを済ませていて、12月はボーナスマンスみたいな気持ちで過ごしていたのですが

今年は、このタイミングで、やりたいことに気がついてしまったものだから、ここからが忙しそうです。

みんなみんなご自愛ください。

ちぎり絵の作業場にスティックのりがあるから、そこで請求書の封を閉じました。
ああ、こっちのバランスがいいかもね、と思いました。