一貫性ガン無視ガール


コラボノハナ2023『一貫性ガン無視ガール』
おかげさまで、すべての公演を無事に遂げることができました! 

ご来場誠にありがとうございました。

また、当日券チャレンジをしてくださったかたも、お心を寄せてくださったかたも、本当に感謝しております。 

舞台上で一堂には会さなかった人々。出会ってみて欲しい。





今回の、マリカノハナ『一貫性ガン無視ガール』は

7年分くらいのメモ書きを渡したり、30歳になってから1年半ほど抱いてきた悩みのようなものを紅葉さんと共有したり、25歳の紅葉さんの現地点から見えること、今考えていることを聞かせてもらったり…
さらには、稽古場代役で入ってくださっていた田中優笑さんの21歳の現地点から感じることを聞いて、たくさん会話を交わして、

紅葉さんが書きあげた脚本でした。

できるだけ、作中に描かれている25〜30歳の外側の人たちにも、希望の無くならない、尚且つ戯言にならないようなものにしたいよねぇ〜と

わずかな歳の差のわたしたちだけど、わずかな差異を頼りに、そしてそもそも年齢と関係なく向きの違うアンテナを頼りに、分かり得ない人のいる場所から見えることを探してきた気がします。

分かり得ないんですけどね。

私自身は、ここ最近自分の中で悶々と抱いている、他人にとってはしょうもないような、だけど他人からどう思われるか考えるがゆえに生まれた、悩みについて

ひとりではなく、他人と話して、展開していくことによって
また、書き進められる脚本を読むにつれて
悩んでいたこととの距離ができ、他者化できるようになった瞬間が

創作中、明確にありました。

そのこともまた、作品の中に紅葉さんが乗せてくれました。

悩みが悩みでなくなった、と言いますか、少なくとも渦中にはいなくなって

創作には、こんなことができるんだ、というか
生活と創作はこんなふうに作用しあえるのか、と、とても嬉しく有難い気持ちになりました。

この突破というか、変化は、私にとってかなり大きなもので、なんとも言語化し難いのですが、生きている感覚、在り方が、とても違います。

そしてとても、いい感じです。びっくり。



舞台上での大活躍が眩しかった紅葉さんですが 

何よりも、このような場を作ってくれたこと
こんなにも異なる3つをコラボさせ、異なる人たちを同じ場所に集めてくれたことにこそ

紅葉さんのこれまでの生き方の一貫性や豊かさがあると感じています。

そしてその生きてきた恩恵を分けてくれたことに、心から感謝しています。

本当、出会えてよかった人たちで、素朴にそう思えて、ラッキーだったなぁと思います。

これからも、わたしにはわたしの生きている道しか本当には実感することはできないけど

そのたったひとつを大切に、関わるひとたちの人生との交差をたのしみに、

30代を過ごしていきたいなぁと思えている、千秋楽の翌朝です。



ご来場、誠にありがとうございました!

公演を共にしてくださったみなさまにも、それぞれのそれなりのいい感じの日々が続きますように…!

こんなナイスな人たちで作っていました。