生活を織る

一日の終わりに、お風呂の中で身体を洗うとき
指、手、手首、腕、二の腕、肩…と
一箇所一箇所をたしかめるようにすると

無意識に動いてくれていた自分の身体のひとつひとつの場所が
今日も、たしかにあったのだということを思い出す。

思い出す、と言わなければならないくらい、やっぱりそれは無意識で
だけど、それにもかかわらず、目一杯働いて、ぎゅっと力を込めたりしてくれている。

それを、せめて一日の終わりにたしかめると
自分が思っている以上に、思っていることの外で
自分自身はよく頑張っていることを知るし
ゆるめていいよ、休んでいいよ、と声をかけることもできる。

どうぞおためしあれ。

よく休もう。うんと休もう。


連休も明ける。

私も明日から稽古が始まる。

「ふざけた生活はつづく」と星野源さんは歌ってる。

生活に労いと祈りを織ってまいろう。


自分至上一番のアップルパイ。