平和

昨日、大都会の真ん中の電車の乗り換えでは
エスカレーターから溢れる人の列を、誰も割り込むことなく、自然と列の後ろにまわってゆっくり並んでいた。

当たり前のことなんだけど。

そのとき、自分の心拍数もすとっと落ちて、いつも大都会の真ん中を歩く時に一枚つけている鎧がはげた。

やられると思うから、やられる前に着てしまう鎧を
自分からはがせたら、誰も互いを傷つけなくて済むんだろうか。

勝ち負けなんていらないなー。



穏やかでいることは、ぜんぜん簡単じゃない。

でも、だから毎日、毎秒、自分の身体の中が波立たないよう、息を吸って吐いてととのえることをやめちゃならないなと思う。

平易な言葉を口にするのは 
簡単に考えているからじゃなくて
それを実現するのが、まったく容易くないからだということもある。

言葉にすることでなんとか形にしたいと思う。

平和であってほしい。