力太郎

冷や汁セット。

この夏は、冷や汁の出番が増えそう。

友達からもらったものや食べ物、教えてもらったことで栄養をとって生きている。

来年30歳になるわけですが 
そんなことはどうでもいいかと思っていたのですが

こんな風に人に分けてもらったもので30歳になれると実感できるのは、結構夢のよう。

もともとそうだったに違いないけれど
そうだと実感できているということが。

こういう自分について考える時、なぜか、『力太郎』が浮かんでしまう。

なぜなの。



『夜会行』の稽古は、静かに熱く進んでいる。

まとまらない言葉が多く、まとめた途端に消え失せるものが多い。

朝ごはんを食べたり、植物に水をやったり、ぼーっと珈琲を飲む時の

理屈のない頭の中の静けさを
そのまま稽古場に持って行っても、意外と大丈夫な気もしてきた。

宇宙のちりほど細かい何かに静かに火がついて、気がついたら燃え上がっていたりする。

どんなふうに届くんだろうなあ。

宇宙のちりくらいのかんじで
その瞬間なんでもなくても、微かに吹き込んでくれたらすごく嬉しいなあと思っている。