お味噌が切れた



お味噌が切れた。

最近は、お味噌汁をたくさん作っていたから
今回のお味噌はいつもより早かった。

ホーローの容器に、お味噌をうつすようになってから
その実感もました気がする。

お味噌が切れたら、容器がからになって

それを洗って乾かす間に
新しいお味噌を探しに行く。

スーパーでも買うし
お味噌の美味しいところでも買う。

何にせよ、美味しそうなお味噌。

おみそおみそおみそ。

お味噌が切れた。


何かを切らすことに、ちょっと嬉しくなったり、達成感みたいなものを感じるのは

そのものが役目を果たす瞬間だからだろか。

それを、見送ることのできる継続した暮らしがあるからだろか。

味噌が切れ、洗剤が切れ、昆布が切れ、時々ふるくなったタオルを切り雑巾にして。

もしかすると死ぬまでの間に、小さく死ぬことを見ているのかもしれない。

そしてつぎはぎの命だわ。


朝ごはんは、
青菜と豚肉のお味噌汁と、ご飯、納豆、人参と大根のぬか漬け。

ずっとこんなかんじ。夜も、わりと。

さあてコーヒーを飲もっと。

今日から、新しいお豆です。