針穴

道端に咲いてた、たぶんパンジー。

コンクリートの道の、端っこでもなく真ん中に。

パンジーも、もっと小さな何かを見守っているみたい。

マグマみたいな身体の中から、そのまんまに感情を放出するのでなく

エネルギーをぐるぐるぐるぐる回して、
出口はどこだろうと探して、
探している間に光になって、
ここだ!今だ!と出てみたら花になってた

みたいな瞬間に、これまでたくさん触れてきた。

わたしはぜったいに見逃さないからな、取りこぼしたりしないからなって、あてもなく誓っている。