あげ



よくわからない気持ちになったので、芋を揚げて食べました。

あげ〜。

ぼこっとなりそうなとき、でこっとなるために
食べ物を食べることがあります。

どうしようもない現実に食いつぶされないために
目の前の食べ物を食べるんです。

遠くのどこか
知らない誰かの
小さな窓明りのような孤独が

そっと誰かの目に触れることもあるでしょう。

芋を食べたら体が温まりました。

そんな感じです。