ピンをさす

「歌は、意味と情動の二重構造になっている」って

昨日、Eテレの「又吉直樹のヘウレーカ!」で岡ノ谷一夫さんが言ってました。

はーそういうふうにあらわせるのねえ。

歌になると音になってリズムになって
音が振れるだけ余白ができて
聴く人の意識も想像も近くから遠くまで行けるようになるからいい。

歌に限ったことじゃなくて
意味なんてたいして意味ないこともあって

意味をおんなじにすることを求めるより、
「あれ、なんかこの歌のこの感じは、
私のあの時のあの感じに似てる」みたいなことがしたいです。

ゲストにハンバートハンバートが出てきて、「歌は必要!」「ライブは必要!」「お客さんとの相互のやりとりが必要!」って話をしてくれたのも、とても勇気が出ました。

見えないもののやり取りを、ライブハウスや劇場で、しているんだよな。

わたしも舞台が終わると、
客席からエネルギーを貰って始まる前より元気になってることがよくあります。

説明のつかないことの方が多いです。

言葉は待ち合わせ場所に過ぎないし
出口に過ぎないし
入り口に過ぎないし
手足をかけるための岩場に過ぎないし

そんなに意味はないこともあるけど
意味ないことは、価値のないことじゃないし

わかんないてきとー