隙間と密度



映画館で映画を観ました。

よき未来のわたしのために記録しておくと
コロナウイルスが拡がったことによって、映画館は4月頭から休業要請を受けて、営業をしていませんでした。

そして5月末〜6月頭くらいから、二ヶ月弱ぶりに営業を再開できたという状況です。

その間、わたしは、映画のことを書く機会が以前より増えて
家で、ちいさなノートパソコンの画面で映画を観ていました。

それでも、家の中にもう一つ窓ができたみたいに
閉鎖的な空間と時間に別の景色が入り込んで

とても助けられました。

でも、久々に行った映画館、やっぱりとてもよかった…!

真っ暗な部屋の中で
自分より大きい画面のなかに映る景色に
全身を包まれる感じ。

ふかふかのシート。

映画館って、別の世界への乗り物みたいな感じだったんだなあって実感しました。

ちょっとディズニーランドのスペースマウンテンを思い出した。

自分の人生では体験できないこととか
出会えない人のいる世界に
その2時間は包まれていられる。

それで、見終わったら
自分もそういう人生に進むこともできるんじゃないかな?って
ちょっと思ってる。

今日観た映画、本当によかったな。

サントラを買いました。

2時間が濃密で、もっと長い時間に感じた。

時間ってほんと、密度が変わるから不思議。

そうそう、きっとそういう密度のためにも
映画館っていう空間が必要なんだろうなと思いました。

はあ、本当にいい映画だったから
胸のなかにちょっと隙間ができたかんじ。

ポクポクポク…。




葉っぱを少し減らしたら
紫陽花が元気になりました。

植物が元気になるって、こんなにうれしいものか。

隙間と、活気。

満員で観られる映画館や劇場が帰ってきますように。

どうか元気で。