めらめら



毎日友達とテレビ電話で運動を始めて
多分、一週間くらい経った。

筋肉痛も身体に馴染んできて、
汗も自然に流れるようになった気がする。

毎日、時間を決めて画面越しでも顔を合わせられるのは
日々のとても大切な楽しみになった。

身体がちゃんとうごいているのは
例えば何かを食べ、噛み砕き、飲み込むときみたいに
応えがあって、生きている感じがする。

家にこもる日々で、自分にとって必要なのは
この「応え」なんだろうなあということが
このところ少し分かってきた。

もぐもぐ、とか
ごくごく、とか
えっさほいさ、とか
ぐるんぐるん、とか

なんでもいいけど、身体的な刺激が
身体のリズムを作ってくれている気がする。

そしてその「応え」を「聞く」ということも大切なんだな。

けっこうしあわせ。

スイスチャードの生きるぞ〜というかたちに
ちょっとおじけづきながら

わたしも血管に血を巡らせよう。

本物とか本物じゃないとかいうことばはすきじゃないけど
命のかたちは本当だなあと思う。