旅の朝







田辺・弁慶映画祭セレクション2019 品田誠監督DAY
『不感症になっていくこれからの僕らについて』
無事に全日程終了しました!

たくさんのかたに足を運んでいただいて、本当にありがとうございました。
私も毎日、テアトル新宿に通っていたのですが、毎日毎日、たくさんの人がここに来てくださっていることを体感して、胸がいっぱいになりました。

特に最終日は、上映が始まってもまだ、入場をお待ちのかたがたくさんいらして、驚きながら感動していました。

何よりも、その一人一人に、感謝しています。ありがとうございました。

多くのかたにお会いしたことと、2年前の作品を上映したことで、この数日は数年間の記憶の箱をひっくり返すような日々でした。

終えてみてとても色々な気持ちになっています。

そこにいたなあ、とか、誰といたなあ、とか、何をしてきたなあ、とか、いろんなことを思い出して、今何ができているのか、ということも少し考えたりしました。

品田誠監督の作品を全てで5作みて、毎日のトークショーを聞いて、品田君という人はどこまでも本当のことを探したいのかもしれないなあと思いました。

いつも自分の「今」の感覚に疑いがあって、だから一通り集積してから作品にしているような、そんな感じが、勝手ながら、しました。

そんな集積の、さらに集積となった5作の上映。
これからどんな作品を作るんだろうとか、これからどんな風に過ごしていくんだろうとか、品田君のこれからが今まで以上に気になった数日でした。

品田君は、無意識なのか意図的なのかわからないけれど、人を動かすことに長けていて、人のこれまでとこれからを繋ぐことをしてくれるなあ、と思います。

全くそんなそぶりはないのに、気づくとそうなっているのですね。

振り返れば大きなジャンクションになっていたなあ、とおもう時って、その瞬間には本当に日常の続きのようだったりとかとても平らな出来事に感じているから不思議です。

私のこれまでは、そういう平らに感じていたジャンクションからできていて、いくつものそういう地点を思い出したのでした。

わたしはこれから、どうしていくんだろう、と、ぼんやりと考えている夜です。

これまでもそうしてきたように、自然に身をまかせながら、ほんのときどき不自然に頑張ったりしながら、今日の日を振り返る時まで進んでみたいなと思います。



『不感症になっていくこれからの僕らについて』の劇中で歌っていた『旅の朝』のライブ映像を載せておきます。

『旅の朝』
作詞・作曲・歌・踊り 関森絵美
歌・ギター 福永マリカ

この曲は、わたしが書いた朝劇『朝が起きたら』という物語に、関森絵美さんがこたえるかたちでつくってくれた歌です。

歌い慣れていたことと、歌詞の中身が映画の内容とリンクしていたことから、楽曲を使わせていただきました。

あらためて、大切な曲です。

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ありがとうございました。
これからも、宜しくお願いします。