二人

時代とは似合わず

とても似合っている二人を

電車の中で見た。

とてもすてきな男女だった。

ほほえむ口元や目元も、
身に纏う衣服の袖や裾の先も、
とても丁寧にやわらかにとじられていて

とてもうつくしかった。

どこから来たんだろう、と思った。

「時代」や「世界」に似合うことはだれにとって必要なんだろう。

わたしはその二人のうつくしさに
心がすっとした。



きょうは、舞台『わたしの、領分』
最後の日。

13:00/17:00の二回です。

あっという間です。

優しい物語だったと、感想をいただけて、うれしかったです。

中国語で
「まんまーるらい」と発音する言葉があるんだけれど

響きがとても好き。

「ゆっくりね」「自然にあわてずね」という意味だった思います。

最後まで、ゆっくりいきます。