句読点の位置



このあいだ、浅草寺でおみくじを引きました。

シャカシャカ振って、おみくじの入れ物の口に手を当てながらひっくり返したら
一本出たのとは別に

カランコロンと音がして

床に一本、おみくじが落っこちていました。

おや?これはどこから来たのやら

と思いつつ、床に落ちたその棒に
運を委ねることにしました。

その番号の中にあったのが、この、大吉。

なんともゆるやかな大吉で

どの項目も、その時が来れば、うまくゆく、というようなことが書いてあって。

ああ、流れに身を任せて

拾い上げてよかった、大吉。

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自分と、役者の仕事との、

私生活と、仕事との、

接点や、境目を、見つめる時間になる予感がしています。

なんのためにこの仕事をしているのか

シンプルに仕事、なのか

自分ごと、なのか

考えることがよくあります。

切り分けながら、切り分けない

循環させて行く路を、みつけたいと、常々思っています。

そのひとつのヒントを見つけられそうな気がします。

そんなヒントを見つけながら、舞台に立つのは、卑怯と思われるかもしれません。

それでも、人間が立っているのだから

私の身体がそこに立っているのだから

それでもいいんじゃないかと思います。



練馬区文化振興協会 舞台芸術支援事業
『わたしの、領分』
作・演出 松澤くれは
10月18日(木)〜21日(日)
大泉学園ゆめりあホール

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