わたしの、




スライドパズル、というのかな、あれは。

四角形のなかにスライドしきの四角形が規則正しく並んでて
ひとつぶん、あいていて
その隙間を使ってスライドしながら絵柄を作る、パズル。

今、あれみたいな感じ。

なんとなく出来上がっていた絵柄が

再びぐちゃぐちゃになって、バラバラになって、うまくはまらなくなって。

人と深く関わると、必ず、そうなる。

きっとパズルの絵柄が揃っていることの方が、不自然なのかもしれないな。

もうすこし、絵柄が揃っていないことに、堂々と大丈夫でいられるようになったらいいとおもう。



さて、10月の舞台出演が発表になりました。


舞台
『わたしの、領分』
作・演出:松澤くれは
2018年10月18日(木)~21日(日)
大泉学園ゆめりあホール



5月に続き、松澤くれはさんの作品にお邪魔します。

この物語は、発達障害について、療育センターに勤める心理士の目を通して描かれたものです。

台本を読み、おなかの奥のとても深いところに落ちてくるような感覚がありました。

人と生きることは勿論ですが

自分と生きていくことがやっぱり一番困難だなとおもうことがよくあります。

何度だってあります。

でもそれは生きることを諦めていないからなのだとも思います。

そしてそのたび、結局、かならず、誰かに助けてもらいます。

そんなことの繰り返しです。

『わたしの、領分』では、そんな一生のことを、またひとつ深く見つめられる時間を過ごせる気がしています。

秋、どうぞよろしくお願い致します。