はめる


さいきんのわたしの隙間の時間はというと

もっぱら数独をしている。

もともと数独は好きなのだけれど

何も考えないことをしたいとき
思考をリセットしたいときの道具として

数独はもってこいだと思っている。

何かの稽古をしていると

どうしても思考回路が
100パーセント自分のものではなくなる。

100パーセント自分のもの、
なんてそもそもないのだけれど

少なからず
自分の人生とは別の空間にある、役の影響をうける。

そういうことを実感するたび

なんというか
わたしのつくりって、とても単純だなとおもう。

日々の動作や、使うことば、
そのくりかえしによって
しわがつくられるようにしみついていく。

そこに意思や意図がなくても
ただただ同じ回路をくりかえしたどることによって

そこに溝が彫り込まれて
川が流れ出してしまう。

なんだかそんな心地。

心身を使うということは、そういうことなのだと
とても単純に理解した。

よく考えれば昔から
テトリスをやっているときは、いろんな物事がテトリスに見えてくるような人だった。

脳みそがそういう構造のようで

だからこうして、いとまに

なんの意味もない数独をやると

なんの意味もない思考回路が起動して

役の思考でも、福永の思考でもない時間が作れるのがどうにも安心する。

1から9までの数字を無心にあてはめていく。

自分ではない誰かの言動を実現するためにやわらかくなりすぎた心身を

一時的に入れておくための、適当な容器なのかもしれない。数独。



オフィス上の空プロデュース
火遊びpray.08
『焔の命ーー女優の卵がテロリストになった理由』
作・演出 松澤くれは
5/9(水)〜13(日)
恵比寿エコー劇場

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前売り 4800円
当日 5000円
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