明らめる


このあいだ
ことばの海を泳ぎに行った。

うーん
川かも。

川遊び。

それはそれは心地よい時間で
何時間でも浴びていたいと思った。

だんだんことばが
ことばのようで
ことばじゃなくなってみえてきて

ひとつひとつ
つぶだった
つみきみたいにみえてきた。

歩くつみきみたいにみえてきた。



ことばあそびは
1円もかからないし
つみきみたいにも
あやとりの紐みたいにも
水風船みたいにもなってくれるし

わたしはいいあそび道具を知っているなとおもった。

そういうことばとなら

かわいいなって
きれいだなって

わたしのみたい景色のなかであそべるのに

時々ことばは飛び越えて

見たくなんてない景色まで連れてくるようだよ。

見たい景色を見るために
ことばと生きてるつもりだったのに

びっくりしたよ。

その先の景色を
ことばの方が先に
知っているのかもしれないと

夢みたいな希望を
だれかの詩を読んで思ったよ。



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さきほど
関森絵美ひとり芝居『けつろ』
二度目の公演を終えました。

ご来場いただいたみなさま
ありがとうございました。

この作品、お客さんにみていだくにあたって

予想通りだったことと
予想外だったことが

ちょうどひとつずつあります。

予想通りだったことは
届いたり届かなかったりすること。

予想外だったことは
届かないことに、まだ自分がすこし苦しかったこと。

届く人に届く鋭利ななにかを研いできた
そのつもりなのに

もっと何年も前にちゃんとあきらめたはずなのに

ちゃんと痛かったこと。

だから今、この日々の中で

ちゃんとあきらめがつかないこと
そのものにちゃんとあきらめがついた気がします。

たぶんこれからも
どうしようもないことを
どうしようもないままに
続けてゆくんだと

あきらめがついた気がします。


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