りょうてのりょうり



だまっててもここちいいひとが日々にいるから
会話がたのしい。

会話がたのしいひとが日々にいるから
だまっててもここちいい。

しずけさと、にぎにぎしさ
ひとりと、だれかと

が、ちゃんと共存している日々にある。



だれかのきびしさをうけとめるのもだけれど

だれかのやさしさをうけとめるほうが

痛いかもしれないことに気がついた。

ほんとうにじぶんをおもってくれているひとの

やさしさを全身であびるほうがこわいかもしれないことに気がついた。



ことしのはじめに

りょうてをひろげて
かぜにあおられるまんまにとんでいたいなあ

みたいな目標のイメージをいだいたのだけど

いまはそのりょうては
ぜんぶのやさしさをうけとめて

ずしんと地に根をはるみたいな

そういうためにつかいはじめていてふしぎ。

ことしはりょうてがテーマみたい。

つぎはこのりょうて
どうするんだろ。



関森絵美ひとり芝居『けつろ』
脚本・演出 福永マリカ
あと一回きり
チケット残りわずか

1/28(日) 16時
千歳船橋APOCシアター

チケット 1500円