無題

部屋の模様替えは続いている。

物が少ないのが好き。

なんでだろう。

余白のないのは少し、息苦しく感じるから。

できるだけ陽の入った時
影のできる隙間が欲しい。



あんまり情報を伝えないで欲しい。

今のことがわからなくなってしまうから。

あんまり表さないで欲しい。

うずまくものがみえなくなってしまうから。

と、そういう歌や詩ばかりにこころがとまる。



それなのに書いているね雑記。

満ちていると思う時は大抵、行き過ぎている気がするから

欠けていると思えるような隙間が欲しい。

それなのに

ことばにことばをついでしまうね。



ことばをこえられるものがうらやましくて
音楽やダンスになりたかった。

谷川俊太郎さんだって

詩は言葉を越えられないって言ってたと思うしなあ。

それなのに

ことばでことばをこえようとしてしまうんだよな。