夜に

舞台が終わったと思ったら

思ったより息をつく間も無く

一週間のうちに三度も舞台の本番をしていたりして

脚本を書き終わったり

朝劇の二つの千秋楽を迎えたり

リーディング公演があったり

ショートムービーの上映があったり

なんだか怒涛の師走前半だった。

おそろしわす。

そんなわけでもう

年末も年末で、あと二週間ですか。

ひとつひとつ整理しながらも来年のことをすすめたりしていて

いそがしいながらもたのしいです。



コーヒーを飲むように文章を書いて落ち着こうと
パソコンに向かった深夜です。

正確にはコーヒーではなく
アップルハーブティーを飲んでいます。

胃をいたわって
やさしくしてます。

土曜日に千秋楽を迎えた
朝劇下北沢×松澤くれは
『夜に生きて、』
たくさんの皆様のご来店
本当にありがとうございました。

ご予約もすぐにいっぱいになり
本当にびっくりしました。

みたいとおもってくださったみなさまにも
本当にありがとうございます。

おもうことはやまほどあるのですが
いちばんにかんじているのは

やさしさのかたちのこと。

この物語の中で演じた長女に
わたしが教わることがとてもたくさんあって

この人として
人と生きることで

人を想う方法の
多様さを知り

どうしたら人を守れるか
想えるか
そのありかたの種を植えてもらいました。

こういう感覚は芝居をしていて初めてで
ものすごくうれしかったです。

わたしは人を想うとき
ついつい発すことをしてしまうけれど

彼女は聞く。見る。

わたしにできないことができる彼女を
演じながらとても尊敬していました。

少しでも彼女に近づけたらいいなと
終演して数日経った今日も
誰かと過ごしながら思っています。

わたしのからだに
そのやさしさがなじんだとき
またこの物語をお送りすることができたら

また違う朝になるかしら。

たくさんのやさしさの前の
夜に生きて、
また次の朝をまちたいとおもいます。

ありがとうございました。