かたおもい

あれもこれもやらなくちゃ、と

いろんな道具をリュックに詰めて歩いてたら

すっかり肩こり。
(比喩ではない)

だいたい使わないパソコン
持って歩いちゃって

肩が重くてベッドに倒れて寝ちゃうんだよな。

外でちゃんと使うか

家に置いて行って、帰ってから軽やかな肩でパソコンに向き合うか

どちらかにすりゃいいのにね。



きょうはあたらしいおしごとがはじまり。

おはなししながらつくりたくて
とくに準備をしないようにしつつも

例のごとく重たいリュックを背負い
(比喩ではない)

門を叩いてみたところ

想像以上にやわらかく
ただ、会話をすることをしてくださるかたがたがそこにはいて

そのやわらかさに触れて

かまえていなかったつもりの
じぶんの硬さに気がつく。

ただでさえそういう性分だということに気がついてからは

あえてそれ以上に準備したり、身構えるのをやめてみている。

ただ聴いたり、話すことからはじまること

たいせつにしてみたら

赤ちゃんみたいに
誰かの笑うのをみて笑ったり
誰かの泣くのをみて泣いたりするようになって

いま、すこし、おもしろい。

聴くことからはじまる会話をしたい。

といいつつ、結局きょうも
うれしさのあまり話しすぎてしまって

はずかしさをかみしめる帰り道なのだけど。


集中してやってきた朝劇×松澤くれはさんの稽古は、きょうでいったんの区切り。

もう、はじまりからおわりまでやってみて

まだ皮膚はぽやぽやだけど、形はみえました。

物語の中で、わたしの人生ではまだなかったことを経験していて

そうしたら、感じたことのない感情になって

ちょっとびっくりした。

だれかをおもえるのは、しあわせなことね。

ちゃんとそうしていたら

重たいリュックはいらないのだよね。
(比喩である)