たしかめる

はいはい、はーいそうですね。

とかすごくたしかそうな返事をした口の形の記憶はあるんだけど

なにを言われたか全く覚えていないことを直後に思い出して焦る。

たまにこういうてきとうなことをやる。

まあたいした会話じゃなかったからいいんだけど、

はいはい、はーい
じゃないよ自分、とはおもう。

この時期とか特に
1週間に一度くらい、ねてもねても眠たくて
ほぼ丸一日眠っていることがあるんだけど

そういうときったら、
合間にすこし目覚めたときにものすごく確かそうなふりを脳みそがするから

目覚めて確認すると
ものすごく確かそうなメールを返信していたりしてびっくりする。

記憶がないわけじゃないから夢遊病じゃないけど
そんなに確かじゃないのに、よくもまあ返したなあとおもう。

撤回する前言もないけれど
それほど確かな意識でなかったことは、確か。



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いまこの瞬間確かなことだけ書いてみようのコーナー

・月明かりがあかるい

・歩きながら「ひとりだ!」って初めて明るい色でおもった

・すきな洗濯洗剤のにおいがあるけど、あれはなんだろう

・すきだけど、すきだから、慣れたくないから、知らないで使わないようにしよう

・月夜に缶ビールが美味しいな

・一口で酔っ払ったけど後でちゃんとコインランドリー行こう

・おつまみはオニオングラタン風玉ねぎのチーズ焼きだな

・いい気持ちだな



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一口で酔っ払って、書きながら気づいた。

その瞬間はいつだって
確かな気持ちなんだな。

勘違いだって、確かな気持ちなんだな。

その瞬間の本当は、本当なんだな。