まてまてぃっく

あたまのなかのくちぐせが、いま

「まてまて」。

まてまて、観たい映画が多すぎるぞ

まてまて、行きたいところが多すぎるぞ

まてまて、おもしろい人が多すぎるぞ

まてまて、やりたいことがありすぎるぞ。

はやくすぎさらないかなーとおもっていた夏だった。

でもその夏がすぎたら、
「まてまて」がきた。

人生たりないぞ、まてまて。

そうおもったから
すきだ!とおもうものに一層
気持ちと時間をつかうことにした。

人生ながいなーと若輩者のくせにおもってたけど

人生ってやるわね

たとえば映画を一本見ると、たくさんの予告編にまたたくさんの映画を観たくなってしまうみたいに

すごすほどに扉が開いて
先が見たくなるようにできてる。

人生の時間とやりたいことの数は反比例するのかもしれない。

とおもうようになったのもこの秋のこと。

肌と髪がやたらに元気なのは

夏と別れて秋に出会って
あたらしくすきになりはじめたからかもしれない。