ぷらす、と

どう生きたいかだよなあ

と、やっぱりかんがえていた。

きょうのWOWOWぷらすとで、エディ・マーフィーのこれまでを松崎健夫さんにお話ししていただきながら

そうおもう。

こうして他者の視点からながめてみえること、つながる点と点が線になること

とても面白くて、とても面白いから

ついついいつも、自分を照らしてしまう。

どう生きたいかなあ。

今日もとても考えて、リヴァーフェニックス回のことをすこし思い出した。

あのときもとてもつよくおもったのだった。

どう生きたいかなあ。

あたりまえに、その人の人生があって
その人の視点があって
その人の時間の流れや密度があって

とてもとてもあたりまえだけれど

とてもとてもあたりまえだけれど。

語られる、語り継がれる人にも、

おんなじにそれがあって

その時間の流れや密度が特別だから

誰かに語られたり、語り継がれたりもして。

そんなことをぷらすとのあの席に座っていると

ぼんやりおもったりして

ひとりひとりの時間の流れや密度を
とてもかけがえなくおもったりする。

そんな悠長なことを言っている場合ではなくて

わたしはどう生きたいかなあ

かんがえたり、する。

きょうは入江悠監督のおっしゃったひとことに、勇気をもらった。

そう生きたいのだから、それでいいとおもった。

どう生きたいか

それでいいとおもうし
それはいつどれだけ変わったりぶれたって、わたしはいいとおもってる。

そのとき、どう生きたいか

そこに点を打って行けばきっと
遠くから見たときその点の間に軌道が見えるはずだと思う。



映画や、映画の世界の中の人と

自分を照らし合わせて循環できる時間がとてもありがたいことを、ぷらすとに出会って知った。

つらいとき、つらいことを人におしつけたりするのもつらいとき

アイドルを見ているのが至福だったわたしがこの夏、
映画と舞台と本に救われることを知った。

映画がすきなひとの
舞台がすきなひとの
本がすきなひとの

ひとりの時間がすこしわかった。

映画があってよかったって
舞台があってよかったって
本があってよかったって

おもう日が来て、わたしはよかった。

自分がそういう何かをつくろうとすることに
まえよりほんのり自信がわいたから。

WOWOWぷらすと七年目突入、おめでとうございます。

これからもよろしくお願いします。