るつぼのつぼ

水分ひたひたになったところで
じゅーしーに本題です。


甲府にある、文化のるつぼ へちまさんにて
手塚悟監督作品 月イチ上映会

この日は、昨年公開になった長編作「EVERY DAY」へむかうまでの短編3作
「つるかめのように」「こぼれる」「WATER」について
監督とたっぷりおはなししました。

甲府のみなさま、そして東京からもお越しいただいた皆さま
本当にありがとうございました。

手塚監督とは、今年初めの鵺的トライアル
「フォトジェニック」の映像パートでご一緒し
昨年の大晦日を供に過ごした思い出があるのですが

実はまだまだ、お話ししたことがないことが山ほどあって

こうしてたっぷり時間を頂いて、
作品と手塚監督のこれまで、そしてこれからをたどることができ

また出会えたような思いでした。

手塚監督の作品は、風のようにやさしくあったり
水のカッターのように鋭くあったり
へどろのように渦巻いていたりして

そんな複雑なあじわいが、どこからきているのか
すこしのぞきこめた、うれしいひとときでした。

そして会場であるへちまさんも
オーナーさんも店員さんも、
ほんとうにすてきで、ついわたしはまえのめりに。


これはドリンクバーのへちまカップ。
ネットカフェみたいな感じで
フリースペースとして利用出来るのです。

「文化のるつぼ」ってとってもすてき。
ここにあつまって
ここから湧き出でて
そういう場所があるってこと

街とひとと文化の行き交う真ん中があるってこと

すごくいいなあとうっとり。

活力のあるひとの周りには
暖かな空気が流れて
街もあったまって
血の巡りが良くなって。


これはへちまのご近所さんのコーヒー店・寺崎コーヒーさん。
スペシャルティコーヒーのお店です。

この日のコーヒーはブラックカラントみたいにジューシーなコーヒーでした。
おいしい。

窓に切り取られた甲府のまちもおだやかで
いい呼吸のできる時間が流れています。

おいしい、とか、きもちいい、とか
まっすぐにみつめている場所が甲府にはたくさんあって

まっすぐにいていい場所がたくさんあって
わたしはすごくうれしくて。

好きなものを好きって言わずに死ぬのが
いちばんいやだな、と
前を向いて思いました。



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