みずから

ゆめとまぼろしの水信玄餅に
後ろ髪も、割と前髪も引かれつつ
みつをさん運転の車に乗り込みますと

巨峰とサンシャインマスカットのおでむかえ。

ほおと頭を抱えて、この悩ましい景色にたえます。

すなおにたべます、
まあああああおいしい。

くちのなかにあふれるいのち。

いろんなかわに包まれた
山梨のおいしい水たちが

すこしずつわたしのからだにしのびこみ
すこしずつわたしのからだにみずをあたえて

すこしずつわたしは生きかえり
すこしずつ、いや急速に
しあわせにみちてゆく、!

感動のあまり、ダイレクトになみだになりそうで
あぶないあぶない。

からだじゅうからごくごくきこえて
こういう音が聞こえるときを
わたしはすごく正しいと思う。

だってあきらかに聞こえるから。
なによりもあきらかに聞こえるから。

正しいとか、正義とか
そういうことじゃないって
どんどんおもうこのごろだけど

あえて使うならこういうとき
こうしてからだがこたえたとき

それを正しいと呼びたいな。


このきゅうりもめちゃくちゃに美味しかった…