すいすい

舞台も、文章も、みるのがたのしくて

今までで一番すっと入ってくる。

なんの抵抗もなく、すっと入ってくる。

なんだかそれは、すこしまえに
あらゆる食べ物がおいしく感じたのにそっくりで

吸い込みたくなるまで、出し尽くしたのかもしれないなあとおもう。

生まれたてみたいに、あらゆるものがしみる。

そんなの25にもなって厄介といえば厄介だけれど

まあ厄介でしかないのだけれど

わたしはものすごくありがたくおもっていて

ただただ水がおいしい。

なんでもない、いろんなことがあって

いろいろなピースがあつまって、思考が整理された。

毎日なんでもない奇跡みたいなことしかないので

そんななんでもない奇跡みたいなことにいちいちおどろくのはよして

そうだねえ、なんて咀嚼しながらすごそうとおもう。

関係ないけれど

人が思考を思考で触りながら話す時の目線って、いいよね。