朝のリレー

そわそわして

珈琲と日本酒のちゃんぽんを。

いけねえいけねえ、

明日は早起きなのに。

目が覚めたら、朝劇下北沢新作
『いつものいつか』初日です。

脚本を担当する本作ですが、

原将明さん作の
朝劇下北沢第1作『リブ・リブ・リブ』、2作『下北LOVER』の続編を
わたくしが書き下ろした作品となりました。

つまりは、同じ作品を別の作者が引き継いで

同じ物語の中の人たちの未来を
違う人が描いたというわけです。

今回の脚本のお話をいただいたとき
一番に考えたのは

朝劇下北沢のメンバー、一人一人と、
朝劇下北沢のメンバーとして向き合おう

ということでした。

前回脚本作『朝が起きたら』は、
わたしが朝劇のお客さんだったとき、その視点で見た朝劇の輝きを詰め込んだものでした。

脚本家として朝劇下北沢メンバーになり、過ごした一年半。

その月日の中で感じたのは

一人の仲間として、仲間を尊重することでした。

そうでなければ、本を書いてはならない気がしました。

そう考えるなかでうまれたのが、朝劇下北沢を作った作品である『リブ・リブ・リブ』からの地脈を

わたしなりに、きちんと、受け継ぐことでした。

それは、向き合うというより、

寄り添う、隣に並んで歩くことなのかもしれないと今、おもいます。

最近、朝ドラの『あまちゃん』を観ているのですが

ああ、朝劇とわたしってこういうことだ、ということをひたすら思い返します。

田舎に行って、自由でみずみずしい自分を取り戻した主人公に

朝劇に出会った自分を思い返し

田舎で過ごして生きてきた、主人公の母親や祖母に

朝劇で過ごし、育ったわたしを思います。

朝劇の、外側と、内側。

両方の世界を、一年半の間に体感して、今。

今だから本当に想える、場所があります。

そんな今を、詰め込めていれば、うれしいです。



はああ、とんでもなく、素直な文章を書いてしまいました。

かたじけない。

明日はどんな日になるだろう。

身体中が、心中が、ふるえます。

きっと、そこで、会えますように。

おやすみなさい。