一汁一切

さいきん、

味噌汁さえあれば

朝のわたしも、晩のわたしも、
満足することに気づき

欠かさず味噌汁のある状態にしている。

具は、その日の、
いい野菜や豆腐でいいし

味噌は早織ちゃんから仕送りでもらった、とても美味しいのがある。
(早織ちゃんは、わたしによく、仕送りをくれる。とことん甘えて暮らしている)

だからいつも

おいしい味噌汁にありつくことができる。

朝はそれにたまごをおとした煮麺にしたりもするし

よるはどんぶりいっぱいにたべたら大満足。

なんて万能な料理なんでしょう、と

その価値を再確認している。

野菜はごろごろ切るのが好きだったけど

このごろは、薄く小さく上品にする。

小さな変化で、

いつもの自分の料理の味も、
がらりとかわる。

料理ってほんとにおもしろい。

エプロンや、おいしいごはんのエッセイも、このごろいただいたから

いっそうたのしい。

食は、なんとなく、リズムだとおもってる。

さんぽも、リズム。

ことばも、リズム。

わたしのすきなものは、リズムに溢れてる。

みみをすますときこえてくる

くらしのなかの、ささやかなリズム。