あい、さつ

12月がやってきました。

ことしさいごの、月だそうです。

あっというまだったな、というのと
いやあ濃密だったな、というのは

毎年共存しますね。

ことしもそんなふうで

やっとたどり着いたか、12月

みたいなきもちもあるかもしれない。

そんなたいせつな12月のはじまりは

無駄だろう、とおもうほどに寝て

ラジオばかりをきいてすごした。

だめだろ、とおもうのだけど

このごろのわたしは、すきなだけ、やすんでいる。

だけどそんなに罪悪感もなく

へやのなかをきれいにととのえたりもできて

ほかになんにもしてないくせに、まんぞくしている。

それでふと、とあるうらないを読んでみたら

12月『余暇を待つ』と書いてあったから、
なおさらあんしんした。

そのうらないは、ことしの半ばくらいに見つけて。

「占って欲しくないみたいですね」って占い師さんに言われるほど、あまり信じない私なのだけど

すごくやさしくて、しっくりくるうらないだったから、ことあるごとに、読んでた。

ことしの上半期と下半期、それに各月にむけたことばがのっててね。

きょうは、それを読み返して、なんだか泣けてしまった。

なにに向き合って
なにをえらんで
なにをぬぎさったか、ってこと

ぜんぶかいてあって

じぶんがすごしてきたこと、おもいかえせたから。

こんなことじぶんでいうのは、どうかとおもうけど

よくたどりついた、12月!

よく生きてきた、2016年!

きょうばっかりは、そんな感慨にひたっていいかなって、そうおもう!

わたしは、この年を、心底あいしてるよ。

この年に、であったもの

この年に、きづけてだきしめられたもの

心底あいしてるよ。

そんなあいに、ひたひたにつかって

すごそうとおもうよ、12月。