かいとう

わたしは、芝居をするとき

過去の自分のなかから、

そのときのこころとからだのかたちをみつけて

そのときの状態に立ち戻って

役を演じます。

外側から他人になることはむずかしいので

内側から探す、というとわかりやすいでしょうか。

そういうときにいつもたよりにしてるのが

自分の過去のメモ書きです。

そこからふくらませて

感覚を解凍し、呼び起こしたりしています。



今日から、ウェブマガジン「アパートメント」にて

週一の連載がはじまりました。

そこでは、

そんな過去のメモに
今のわたしがことばを継いでみる

という方法で文章を書くことにしました。

今でない、いつかのわたしのことば。

どんな役のときに、このことばを用いるのか

そんなことも想像していただけたらたのしいかもしれません。


毎週火曜更新です。

どうぞよろしくお願いいたします。

「アパートメント」
10/4[アパートメント・わたし]