まにまに

ちゃんと感じていることを

いま感じていることを

なにかにくるんで、かたちにできるようでありたい。

かたちにならないものは、ほうっておけるようでありたい。

ことばも、概念も、

酸化したらすぐに、あたらしく息を吹き込みたい。

すぐにわたしの元から遠ざかるし

すぐに真実から遠ざかってしまうから。

だからずっと信じられるように、

疑い続けなくちゃいけない。

酸化するスピードから

他の誰かのものになるスピードから

逃れ続けなきゃいけない。

ことばにすがらずに

いまに誠実でありつづけたい。