猿も気からのぼる

気が抜けると

元気になるということを知る。

元から気が湧いてくる。

やあっと、きちんと自分の足で立てる。

このところ、

ことばを書けるわたしと

タスクをこなせるわたし

みたいなのが共存していて

そんな自分にちょっとびっくりしてた。

わたしのなかでそのふたつは

逆のベクトルのエネルギーによるもので

なかなかどうして、共存させられなかったから。

暮らしが循環してゆくなかで

きちんとことばもうまれてくれる。

ことばも概念も、酸化したらおしまい。

きちんと呼吸する暮らしには

みずみずしいことばがついてくる、

そうあったらいいなあとおもう。



それでもやっぱり、
あたらしいからだとあたまのうごき

気を張っていたみたいって、気が抜けて、気付いた。

みぞおちからへにょへにょとしぼんで

でもそこに、じんわりじんわりとちからが湧き出した。

樹液とか、お芋の蜜がにじんでくるみたいな、そんなかんじ。

張り詰めていたら、ちゃあんともっている栄養も

うけとることができないのね。

そうしてやっと、循環、循環。

うまれて24年がたっても

息をするのは、コツがいる。