わけっこ

八月がおわる

夏がおわる。

この夏は、

だれかの一所懸命や

だれかの一生に一度を

そばで見ている夏だった。

だれかの愛が叶うすがたをみるのは

とてもこころがうるうるしたし

なによりも

自分が誰かをおもいたいとおもうことが

とてもうれしかった。

だれかのうれしいがこんなにもうれしいことが

とてもうれしかった。

たくさんのおもいが湧いた

たくさんのエネルギーが湧いた。

ひとがひとをおもうとき

いちばんピカピカとできるなんて

なんてうれしいことなんだろうとおもった。

秋が来る。

肌に触れる分子は減って

すこし人肌恋しくなる。

この秋はおもいきって

まだまだだれかと過ごそうと思う。

まだまだだれかをおもって、過ごそうと思う。

すきな季節は、まだまだつづく。

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