こころから

わたしは、いいかおのひとがすきで

いいかおの筋肉のひとがすきで

そんなかおのひとをみてるのが、
ずっとずっとすきだった。

それなのに自分のかおのことは

もっと、表面的なことにこだわって

かわいくなりたい、きれいになりたい

ってずっとおもってきた。

それが、このあいだ、撮ってもらった自分の写真を見てはじめて

あ、いいかおだ

っておもえて

はじめて、じぶんのかおをすきになれた。

それは本当に、うまくいえないんだけど

もっとにじみ出る何かのことで

じぶんのこと、すごくきちんと、

みつめて、認められた気がした。

認める?

許せた、気がした。

生きてきた、かお、を

すきになれたこと

すごくすごく、うれしいなあ。

それは

出会って、この目に写してきたひとたちのこととも

できごとも

景色もぜんぶ

すきであるってことだから。

ここから、だなあ。

ここから、ここから。