川の流れのように

いろんなひとがいて

いろんなしごとがあって

いろんなくらしがある。

そういうことって、頭じゃわかってるんだけど、見えないから知らないことがたくさんで

いざ目にすると、なんだかとても、よい。

わたしが必死で守ってる正義とか

ほんとどうでもよかったりして

わたしが必死で何か作ってるような思いとか

もっと毎日おいしい定食を作り続けてる人とかからしたら大したことなくて

なんだかそれが、すごく、いい。

いろんなひとがいて

いろんなしごとがあって

いろんなくらしがある。

だからこそ守ろうと思えることもあるし

だから素軽くなることもある。

いろんなこと、もっとひろく、ゆったりとらえると

わたしにできることも

だれかにたよることも

たいせつにおもえて。

わたしでよかったし

だれかがいてよかった、って気がする。

川は今日も、よいかおり。

川が川である、かおり。