てとりあしとりひとり


最近家にいるときは、なんだかずっと料理してる。

すきを見つけては家に帰り、料理をして食べてまた出かける。

さまざまな場所で
さまざまなひとに会い
さまざまな自分ですごし
さまざまを感じたり考える中で

こうしてお家で料理をする時間は、
自分の中のリズムがすごく整う感じがする。

トントントン、ぐつぐつぐつ、コトコトコト

そうしてる間は時間が止まったみたいで
わたしとわたしの周りの時間が、やっと整う感じがする。

何よりおいしいご飯をたべると
とても元気が出る。

自分で作るごはんは
とびきりおいしいわけじゃないのに
なんだかすごくホッとする。


たくさんのひとにめいわくをかけたり
たすけられたりする日々のなかで

自分で作って自分でたべる
というこのミニマムなやりとりは
意外と心地よかったりする。

なんていって、このごはんだって
たくさんの人の手を介してここまで来てるのよね。

どうしたって一生ひとりで生きられないことをしって
ひとりと、ひとりじゃない、のバランスを
一生かけて探し始めたみたいです。