まだまだのこだま

あさです。

舞台本番期間で芝居漬けの日々は、なんだか芝居一色で

クタクタで帰ってきて眠って起きたらまた芝居して

不思議なことを仕事にしたもんだなあとおもいます。

朝劇のために早起きをしたら、すこしひさびさに、なんでもない時間ができました。

さいきん大掃除した部屋は見通しがよくてここちよく、

なんでもない時間にとても似合う。

わたしは物が多いのが苦手で、すきまをみつけるとうれしくなる性分です。

そのくせ決まった時間のなかに、予定を詰め込みがちだったけど

このひとつきは稽古のためだけに暮らして、とっても贅沢な日々だったな。

歌ったり書いたり芝居したり、なにしてるんだかわからない福永マリカだけど

芝居に視点を定めてみるのは潔くていいもんだった。

きっとすごくいいことなんだろなっておもったけど、わたしはまだまだ、わたしに負けない。

まだまだ、まだまだ、やれることがあるぞってわかったから。

やりたいことでも
できることでもなく
やれることがあるぞって。

全身の細胞が待ってるから。

つめこむのとはまたちがう。

もとあるたくさんを、タッチするだけ。

生きることに飢えてるねって言われたのはきっと

生きても生きても足りない気持ちがあるからだ。

いま、ここに、

まだ、まだ、

銀河のひとつぶひとつぶみたいに細かに触れたいことが、

触れれば触れるほど、ある。