芽吹く

春にまた命を吹き込まれる鳥たち


3月。

風の角がとれて、まるくなった。

歩くと道のあちらこちらに芽吹いていて、なぜだか笑っちゃうこの気持ちは何だろう。


紫陽花なんかも、これからのびゆく葉たちがうずうず集まって渦になってる。

未来の塊だなあ、とつい人間的に思っちゃったんだけど

それは枯れ枝に見えていた過去の塊でもあるのだった。



Googleが、なぜだか3年前のこの記事が読まれているよと教えてくるから、読み返した。

『やさしい人』

その夜、『じりりた』というタイトルの舞台を観た。

「やさしい人は絶滅した」って台詞があって、その世界は結構いい世界かも、と思った。



とくに忙しいこともないけど、なんだか全然、やることが片付かない。

春にチューニングを合わせるのに、思いの外、時間と体力を使ってるのかもしれない。

とはいえどんどんいやんなるから、頑張るぞーとトイレ掃除しながら気合いを入れたら、便器に力強く頭をぶつけた。

トイレにはそれはそれはキレイな女神さまがいるんやで。


季節の変わり目、ご自愛ください。