寿司回る宇宙


高校の美術の遠近法の課題で描いた、なぜか寿司が回る土星
 


5月10日の優しい劇団の大恋愛『もっと愛してくれよ節』の、衣装を探そうと思って部屋を物色していたら、大掃除が始まってしまった。

最近は、目についたことからでいいから、やりたいことをやろうキャンペーンを実施している。

あれもこれもやりたいけど、あれを一番にやらなきゃと思うあまりに何もできない日が多いので、なんでもいいから目についたものからやっていいことにしたのだった。

そんなわけでの大掃除。

去年、実家から荷物を大移動させたまま整理しておらず、その山を切り分けてみたのだけど、結局きっと実家から持ち込んできたときと同じ逡巡を辿っている気がする。

こんなのとっておいてもしかたないけど、捨てるのもなぁ、を多分その時と同じ順序で、同じ秒数悩んで、何にも振り分けられず整理されずただ山が左から右に小移動する。

ベイビーの時の写真、仕事をはじめた10歳の頃からの写真、脈々とつらなる自分の姿の歴史を見たあとで、さてわたしは10日に着る衣装を探していたのだったと気がつく。

いつも今が忙しく気が付かずにいるけれど、たった34年でもあんまりにもいろんな今を過ごしてきて、あれらすべての顔の人たちを連れて今立っているんだと思い、ちょっと怖気付く。

あなたもあなたもあなたもあなたも連れて、わたしは10日にそこに立つのね、あなたもあなたもあなたもあなたもどんな気持ちになるのかしらと。

でも、あんまりにもいろんな時を経て、なぜだかここに辿り着いて今この顔で生きていること、多分あれらのすべての顔の人たちはあんまりにも予想外で、それは悪くない予想外のような気もする。

どうでしょう、あれらのみなさん。
あんまりにも他人のようなみなさん。


人の歴史って、けっこう、ちゃんと見るとびっくりするもんだなと思った。

脈々とありすぎる。みんなあまりにもそれぞれに脈々としすぎているんだと思う。

それなのにそんな風でないように平らかに関わり合っているんだから本当にすごいよ人は、と、壮大な気分になる。

さて、今この部屋を見てみると、大掃除は1ミリも進んでいないし、衣装も全然決まっていません。

5月10日のチケットは完売しまして、ありがとうございます。

優しい劇団の武蔵野演劇祭は5月8日(金)からはじまります。

8日の尾﨑優人さん一人芝居と、9日の大恋愛『夕焼け色のダイダラボッチ』はなんとまだチケットがとれるみたいです。

祭りですから、連日連夜楽しむってのも素敵だと思います。

わたしも祭りまるごと、楽しみにしています。