レーズンとくるみ
何年も前から、コフィアエクスリブリスのおいしいにんじんケーキを目指して、自分なりに改良を重ねてレシピを更新していた。
今回は自分なりにだけど、一番理想に近い形で焼けた。でもコフィアのが美味しい。
レーズンと焼いたくるみをたくさん入れている。
ケーキをあげた職場の人から、「私レーズンとくるみ大好きなのよ!おいしかったわー!」と言われたのが、すごく嬉しかった。
なんでその言葉がそんなに嬉しいのかなぁ、と考えて、母がレーズンやくるみが大好きだったからだなと思った。
そしてさらに遡ると、祖父がレーズンが大好きだった。パンといえばレーズンバターロールを食べていた。
祖父の美味しいと思っているものを、一緒に食べるとすごく喜んでくれた。
レーズンバターロールも美味しかったけど、その喜んでくれている祖父と食べるのが、美味しかった。
だから多分、私もレーズンやくるみが好きで、にんじんケーキにもたくさん入っているほうが美味しいと思っているんだと思う。
レーズンとくるみ大好きなのよ〜と言われるのは、だからなんか、思い出したり叶ったり、いろんな理由で、嬉しいらしい。
例えば時々、生きている理由とか、生きているとはどういうこと?みたいなことを考えるとき、存在価値みたいなことについて考えなくてはならない気がしてしまうけど
こういう、レーズンとくるみが好きって聞くと嬉しくて、それは母や祖父が好きだったことに由来するんだなぁと気づくみたいな時 、
とっても生きてきたなと思うし、生きているなと思う。
それは、存在価値というよりも、脈々と存在してきたなぁ、という実感なんだと思う。
