つづけ

△おいも蒸しまんもいただいたのに食べてしまった

  

名古屋で、優しい劇団『光、一歩手前』にゲスト出演してきました。 

お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。嬉しかったです。 

東京で作った演劇を名古屋で上演したことはあったけれど、名古屋が拠点の劇団の、名古屋での公演に参加させてもらうのは初めてのことでした。 

名古屋の美味しい名物を優しい劇団のみんながそれぞれにくれたのもすごく嬉しかったし、美味しいお店を教えてくれたのも嬉しかった。 

でも、みんなが当たり前のように呼んでいて自分は全然知らなかった名前の駅に、一人でたどり着いたりみんなと帰ったこととか、東京にもあるチェーン店だけれどみんながいつも行っている店舗に一緒に行ってご飯を食べられたこととか、みんなのいつものことを分けてもらえたこと、一緒に過ごせたことがすごく嬉しかった。 

ここでこんなふうにいつも生きているんだと知れたことが嬉しかった。

よくよく考えてみたら、少し前までは、名古屋に、演劇の仲間ができるなんて、思いもしませんでした。

優しい劇団は、名古屋を拠点にしながら全国各地の人と演劇を作るために、一日限りで演劇を作る「大恋愛」という企画を発明しました。

私も今年の6月にそこに参加して、今に至ります。

ちゃんと大恋愛は続いているんだと、今気付きました。

離れているけれど、なかなか会えないかも知れないけれど、でも、離れているから、勇気や元気が出ることもあります。

自分ができる精一杯を自分のいる場所でやっている時、名古屋には優しい劇団のみんながいて、精一杯かっこいい演劇を作っている。 

うつくしいものを見ようとして孤独になった気がした時、名古屋でも、うつくしいものを見ようと生きている優しい劇団のみんながいる。 

そう思うと、どれほど心強く、背筋が伸びることでしょうか。 

また会った時にかっこ悪くないように、一生懸命生きようと思えることは、今までになく自分を背伸びさせてくれるような気もします。

優しい劇団はかっこいい。
だから、その人たちと共に演劇をやることも、ただ少し先に歩き始めたくらいでかっこいい背中を見せるふりすることも、とてもとても畏れ多く、とてもとてもたくさんの正しい努力のいることです。




優しい劇団が「価値だ」と呼んでくれて嬉しくなるものやことがたくさんあります。 

わたしもそれを「価値だ」と呼びたいし、呼ばなくても大丈夫になったらもっと嬉しいかもしれないし、だからそのためにできることを、わたしのいる場所で頑張ろうと思っています。



優しい劇団、七周年おめでとうございます。

つづけ!