心のマッチョ



キテレツトンチンカンなロードムービーギャグハイパーミュージカル
『いつかアイツに会いに行く』
おかげさまで無事に、東京と大阪の全公演を完走いたしました!

ご来場、ご声援、本当に本当にありがとうございました。

応援の力って、すごいです。
客席から、いろんな種類の応援、やさしさ、愛情を感じました。

物語の中でも、外でも、舞台上でも、客席との間でも、襷が渡されていく感覚があって、いつもそのことに感動していました。

目の前にいる誰かと、トンチンカンでもとにかく何かを渡して受け取ることさえできれば、何かは動き出すんだと実感を通して知ったことは、自分にとって、とてもとても大きな出来事だったんだと思います。

心のマッチョたちが集まったチームで、みんなとにかく出し惜しみせず、何かを渡して受け取ることをたえずしている、めちゃくちゃかっこいい人たちでした。
私もそのマッチョたちと一緒に渡して受け取って、筋トレできて、本当によかった!

心のマッチョのみんなに出会えて、しあわせです。
わたしももっともっと、心のマッチョを目指します!



演出と音楽の小林顕作さんのつくる世界は、とにかく平和でした。
顕作さんの描く平和の中に参加できたことも、私にとってとても大きな出来事でした。

今年は、いろんな作品に参加するたび、いろんな人の描く平和の和の中に入れてもらっているなあと感じます。

それぞれに少しずつ違う方法や、違うやさしさや愛情でそこへ向かっているのだと思うけど、みんなそれぞれに目指しているのは平和なんじゃないかってことが、とてもとても希望です。

誰かと何かを、「こんなのもいいよね」ってシェアできること、いい!ってことにしちゃうことで、いい!ってことがじんわり増えること
なんかそうやって、へらへら笑い合える場所を増やしていくのが今の夢なのかもしれません。

一丸とじゃなくていいから、ちょっとずつ集まった先で、その場所のいい感じを見つけて
遠くの誰かたちのいい感じにも「いいよ〜」「どっちでもいいよ〜」とグッドサインを送りたいです。



心も身体も状況も、全部が全部元気だなんて、それこそ夢のようなことではありますが
どこかしらがそこそこに元気ならきっと何かしらできますから
どこかしらそこそこに元気でいてください!

また一緒に遊べる日を楽しみに、私もそこそこ元気でへらへら暮らします!

ありがとうございました! 




追伸:
ダンスなんて舞台でやるのはたいへん珍しく8年ぶりくらいの出来事だったのですが、それでもなんとかなったのは、子供の時にダンスを習わせてくれた母と父のおかげだと、主人公のタスキの背中を見ながら気づきました。

毎公演のアドリブ「どうでもいいことトーク」のどうでもよさの塩梅は、どう考えても母由来のどうでもよさでした。
母はああいうどうでもいいことを突然話してくれる珍妙愉快な人だった!

自分の中に知らぬ間に繋がれている襷に、わーっと、やっと、気づきました。

母よ、父よ、本当にありがとう!
私はこの心強い襷を誰かに渡すべく、これからも頑張ります!


ニッポン放送プロデュース
舞台『いつかアイツに会いに行く』
演出・音楽・原案:小林顕作
脚本:渡辺雄介・木乃江祐希
<東京>10/10(金)〜10/20(月)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
 
<大阪>10/25(土)  
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
出演:今江大地、定本楓馬、陳内将、寺本莉緒、守屋茜、小柳心
伊東征哉、白河ななみ、中村哲人、福永マリカ
音楽:遠藤ナオキ(HOVERBOARD,Inc.)
振付:足立夏海 アクション監督:森貞文則
美術:平山正太郎(センターラインアソシエイツ) 
照明:平安山良伍(クリエイティブ・アート・スィンク)
音響:中島正人 衣裳:丁瑩 
ヘアメイク:糸川智文
演出助手:櫻井裕代 舞台監督:佐々木智史
宣伝美術:中島智哉 宣伝写真:政近遼 
票券:Zen-A 宣伝:キョードーメディアス 
制作:渡部愛美(ycoment)
アシスタントプロデューサー:
北原ヨリ子(ycoment)/
佐野明子/清澤栞奈
プロデューサー:富田 瞬
企画・製作:ニッポン放送
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