愛でした

 

舞台『パンセク♡』おかげさまで無事に全公演終演いたしました。
ご来場いただいたみなさま、応援してくださったかたへ、ありがとうございました。

何を言っても野暮だなあ、と思うくらいに、作品の中に全部が過不足なく最良のバランスで描かれていました。ニシオカ・ト・ニール先輩はすごいです。

なので、思いはたくさんあるけれどあんまり言うことはないのですが、この作品に参加できて、来てくださった方とシェアできて、本当によかったなあと思います。

もうこの数年はずっと、この世がちょっとでも平和になるといいなと思って演劇や何かをしているんだと思うのですが、『パンセク♡』には、そんな平和への道があるなあという感じがしていました。

だから、その作品を、同じ空間でシェアできたことがとても希望でした。

わかりあえなくても切り裂いたりしないでまるごと「へーえ」って置いておくとか、人には人の事情があるよねってこととか、多分平和って、白黒はっきりしないことがたくさんあるんだと思います。

はっきりしないことや、なかなか実らないことに焦ったりヤキモキしたりすることもあるかもしれないけれど
くだらないことを言って笑ったり、親しい人とでも、たった今隣に居合わせた人とだって、なんだかえへへと笑っちゃう瞬間を過ごしたり

そんなことをしていると、時が進んでいたりもしますから、気長に、はっきりしない時の中を過ごしていけたらいいなと、とてもぼんやりとしたことを思っています。

ぼんやりなんとなくうっかり平和がつづけばいいです。

この作品のなかで暮らして、そして上演して客席でえへへとか、あははとか、たしかに!とか、いろんな声を漏らしてくださっているのを聞いて、私はそんなことを思えました。

本当にありがとうございました。

できるだけ楽しく健やかで生きていてくださいね。

私もそうします。

あとは、とびきりハッピーじゃなくても、あたりまえに安心してみんなが暮らせるように、私にできるちいちゃいちいちゃいことを、ちいちゃく一個ずつがんばります。







かっこいい人たち。
私もかっこいい仕事をして生きていきたい。