夕暮れの時間に、夏野菜の酢煮


▲夏野菜の酢煮ばかり作るシーズンが今年もきてしまった



最近誰かに誕生日を聞いた時、お、納豆の日だと思ったんだけど、誰だったかなあ。

思い出せないけど、おめでとう。


10日といえば、いつも読んでる川上弘美さんのウェブマガジン『東京日記』の更新日でもある。

数日前から楽しみにしていてばっちり忘れずに読んだら、五月の川上さんも、この前のわたしと同じく電車の中でいい本を読んでいる見知らぬ人に念波を送っていた。

なんだかうれしくて、電波を通して川上さんに念波を送る。



山田太一さんの『夕暮れの時間に』が面白くて、読んでいる間ずっとたのしかった。

移動の電車内で読んでいて、降車する駅に着いてしまうのが惜しく、もっと目的地が遠かったらよかったのに、と思った。

文中に出てきたり紹介されている本を、つぎつぎ読みたくなってしまって、五冊くらい買った。


同時に、高山なおみさんの『日々ごはん①』を読んでいたのだけど、どちらにも携帯電話が普及してきたタイミングの風景があった。

高山さんは、はじめて携帯電話を持った時のことを書かれてて、その新鮮な実感がぷちぷちと眩しかった。

山田さんのなんて、ちょっとホラーだった。

携帯電話が出てきた時、初めて持った時の記録なんて、何人分でも読みたい。

そういう文章が集まったアンソロジーのようなものは出版されていないのだろうか。

あったら読みたい。


ちなみにわたしのはじめての携帯電話は2002年、小学四年生の時だった。

たしかミュージカルの稽古で下北沢へ一人で電車に乗って通うにあたって買ってもらった気がする。

プリペイドケータイで、プリペイドカードで買った分しか使えないようになっている。

棒形の、水色の、多分子供用のものだった。

その小さい棒の中に、インターネットは入っていないのになぜか着信メロディを自作する機能が入っていたことを覚えている。 

その水色の携帯電話で帰るコールをしていた下北沢駅のホームは、あの古いホームだったことも思い出した。

そのあと、夜通し飲んで待った始発に乗るような歳になるまでは、あのホームだったことも。

思考の芋づるアナログネットワークを駆使してしまった。




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『チーズケーキのピースを今日も』

7/19(金)19:30

7/20(土)19:30

7/27(土)17:00

の回が満席になりました。

たくさんのご予約ありがとうございます。

まだ他の回は少しずつお席ございますゆえ、よろしければぜひ。



『チーズケーキのピースを今日も』 
【作と演出】 
福永マリカ 

【出演】 
平田暁子 
福永マリカ 
竹尾一真 

【会場】 
ゐ 
世田谷区若林3−9−8 
(世田谷線松陰神社前駅下車徒歩6分) 
(若林三丁目停留所下車徒歩1分) 

【開演日時】 
7/19(金)19:30 完売
7/20(土)17:00 
7/20(土)19:30 完売
7/26(金)19:30 
7/27(土)17:00 完売
7/27(土)19:30 
(上演時間は約25分・開場は開演の30分前) 

【料金】 
¥3990- 
(終演後のチーズケーキ+2ドリンク&記念品付き) 

【チケット御予約(7/6(土)11:30より)】 
setagayakuwakabayashi398.i@gmail.com 
にて受付 

以下をご記載ください 
①お名前(ふりがな) 
②人数 
③ご観劇希望日と時間